教務主任って?
- 教務主任について
私、Y教務主任は2年目の教務主任です。教務主任ってどんな仕事をしているのか。教務主任になるまで考えたこともありませんでしたが、やってみてわかったことや悩ましい点などをこのブログでは書いていければと考えています。
- 教務主任の位置づけ
まず、教務主任とはどのような立ち位置なのでしょうか。充て職と呼ばれる、その学校の教員の中で誰かが担当するという役割の1つです。充て職は他には、学年主任や生徒指導主事などがあります。
学校教育法施行規則の中で、『教務主任は、校長の監督を受け、教育計画の立案その他の教務に関する事項について連絡調整及び指導、助言に当たる。』とされています。
- 教務主任のお仕事
『教育計画の立案その他の教務に関する事項についての連絡調整及び指導、助言に当たる。』となっていますが、実際にはどのような仕事を教務主任はしているのでしょうか。学校、市町村によってかなりバラつきがあるとは思いますが、実際にY教務自身が経験したことをもとにまとめていこうと思います。
≪主な教務としての仕事≫
・教育課程の編成
・教育計画の作成
・時間割の作成
・年間行事計画の作成、月行事予定の作成・調整
・学習評価の計画
などがあります。特に年度末や年度はじめがかなり仕事としては立て込んでいます。教務主任だけで仕事を行うのではなく、部会で教務部を立ち上げて分担して動いている学校も多いのではないでしょうか。
- 教務主任の立ち振る舞い
みなさんの学校の教務主任はどんなタイプですか?自分が今まで学校内で出会った教務主任の方や今、周りで同じように教務主任をしている方を考えてみるといくつかのタイプに分かれるのではないか、と考えています。
1.かかえ型
管理職からのお願い、教員からの意見の集約等何でも自分がやりますという人。本来の業務以外の仕事も抱えがちで、周りの先生方からは頼りにされているけれども超過勤務しがち。
2.分散型
教務部等を立ち上げたり、校務分掌の見直しを行ったりして仕事の分散を積極的に行うタイプ。教務主任としての仕事は何なのかを明確化し、仕事をこなしていく。ただ、管理職と教職員を繋ぐ役割としては少し弱い。
3.ハイブリット型
1と2の複合型。仕事の分散を行った上で、各分掌担当(教務分野)との連絡を積極的に取り、学校というチームで動く認識をもって動くタイプ。管理職と教職員を繋ぐリーダーとして動く意識をもつ。
個人的には3の教務主任を目指したいと考えています。
教務主任って、充て職の1つなのだから他の分掌と同じように『だれが・いつ』なっても、学校が回るようにしておく必要があります。そのように考えると、『求心力があるリーダーである』ことも必要ですが、学校としての組み立てを考える必要があると感じます。
自分が教務主任をしているうちに、どのような形にするのがベスト(よりベター)なのか考えていきたいと考えています。